12月2日(土)開催 美濃源氏土岐氏研究講座のお知らせ

美濃源氏フォーラムは、以下の通り美濃源氏土岐氏研究講座を開催します。
南北朝期の長福寺文書が初公開されます。

日時 2023年12月2日(土) 午後1時開場1時半開演3時終演
場所  ホワイトスクエア㈱井澤商店 瑞浪市寺河戸町1238-2

講師 良盛快正氏(真言宗智山派青龍山長福寺住職)
演題 「真言宗長福寺に遺された平安期の仏像と鎌倉期の勧進文書」
上映 第4回美濃源氏フォーラムVHS井沢元彦氏
   「検証美濃源氏、土岐氏のルーツを探る」
会費 当日会員1500円
問合 美濃源氏フォーラム (井澤康樹 090−5108−8374)

内容
 正安3年(西暦1301)頃に書かれたと思われる、東濃地方で例のない発見となった勧進文書を所蔵される良盛住職による研究講座です。
この勧進文書からは、鎌倉末期における土岐氏一族に関する勢力が読み解くことができ、特に篠木荘(現在の春日井市一帯)が北条得宗家から鎌倉臨済宗円覚寺に地頭が代わって以後、天台宗や真言宗の山岳密教と関連も含めて紐解きます。
特に、長福寺は鎌倉期の開基と言われていましたが、平安時代の仏像も近年鑑定されており、歴史の解明が求められています。

 尚、鎌倉時代に創建された羽島市大須の真福寺は土岐頼遠開基と言われ、江戸時代に徳川家康により移設され名古屋市大須観音として続いてきましたが、このほど南北朝期の古文書が本寺となる真福寺から二通発見されたので、本講座において初公開します。

南北朝1337年「秘鍵開宝抄」
南北朝1356年「即身儀聞書」

これらは、「建武の新政」後の3年後であること、また室町幕府初代美濃守護となった土岐頼貞の亡くなる2年前、そして第2代守護の土岐頼遠の亡くなる5年前の古文書であり、また長福寺が天台宗から真言宗へと宗旨が代わることについて研究を進めるための貴重な史料になります。

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